Another Tempest

孤独な風来坊である管理人が、さまざまな物事に勝手気ままなことを言いながら、エンタメ情報を発信するブログです

ボブ・ディランについて

 

  こんにちは。

 

 去年にノーベル文学賞の受賞が決定したミュージシャンのボブ・ディランが、来る3月31日にニュー・アルバムをリリースするそうで、その新作『トリプリケート』についての長文インタビューがソニー・ミュージックの公式サイトに掲載されています(全文翻訳)。ファンの方は必読です。

 つい先日には、ツアー先のストックホルムスウェーデン・アカデミーからメダルと証書を授与されたと報道されていましたね。

 

 ボブ・ディラン 新作アルバム『トリプリケート』についてのインタビュー

 http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/page/interview_1703

 

 御年75歳になるはずですが、ポール・マッカートニーにしろストーンズのミック&キースにしろ、未だに現役であり続けていることにもはや畏怖の念を感じます……。海外のロックスターたちは一体どういう肉体構造をしているんでしょうか? 不思議でなりません。私は今30歳なのですが、45年後の自分を想像してみても、すでに塵芥と化している光景しか思い浮かびません……。とてもじゃないけど、彼らのようなバイタリティが残っているとは思えないです。

 そもそも芸術家という人種が、常人の域をはるかに超えた無尽蔵のエネルギーを内に秘めているとしても、さんざん歌って演奏して酷使してきたカラダなのだから、多少なりとも悲鳴をあげているはずだ……と予測するのは普通ですよね? もちろん健康管理や身体能力を維持するために専属トレーナーが付いていたりするのでしょうが。生まれつき強靭な肉体を授かっているのもあるのでしょうか。だとしたら羨ましいとしか言いようがありません。体を壊すことほど、苦痛なこともありませんからね。個人的にはどういう生活を送っているのか、健康の観点から教えてもらいたいです。でも、音楽は人を若々しくする力があるんだろうなとも思いますが。

 

 ボブ・ディランの新作については、インタビューを読むかぎり、どうも前作『フォールン・エンジェルズ』、前々作『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』と連なるトラディショナル・スタンダード・ナンバーのカバー作品となるようです。しかも3枚組という特大ボリューム。ディラン曰く、テーマが同じなのでまとめてリリースしたかったらしいです。収録されているのは、主にフランク・シナトラがレパートリーとしていた定番中の定番といわれる楽曲。「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」や「センチメンタル・ジャーニー」、「スターダスト」など。全30曲を、ディスク1枚につき10曲収めた形となる様子。私も暇を見つけて聴いてみようと思います。

 

 それで、ノーベル文学賞やら新作の発表やらが重なった折もあって、私は久しぶりにボブ・ディランの伝記映画『ノー・ディレクション・ホーム』を鑑賞しなおしてみました。これは収録4時間というとてつもなく長尺なムービーなのですが、夜な夜な一人お酒を嗜みながら、時間を分けて観ました。過去の映像を交えながら、彼のキャリアにおける人間関係についても知り得るので、ファンにとっては非常に興味深い映画です。そしてこれを観ながら、私は淡々とボブ・ディランとの邂逅などを振り返ったりしていました。

 

 私がディランの音楽と出会ったのは、およそ17年前の中学1年生のときです。隣県に住む叔父の家に家族で訪ねた時に、勝手に自室に忍びこんでCD棚を漁り、そこから『フリーホイーリン』のアルバムを抜き取って持ち帰ったのがきっかけです(完全に泥棒ですが、のちに叔父は笑って許しそのアルバムを私にくれました)。
 幸いにも、そのアルバムにはライナーノーツや邦訳された歌詞が細かく記載されていたので、当時は洋楽に馴染みのなかった私もめずらしいものを発見した喜びで、好奇心の赴くまま未知の領域を開拓するように、食い入るようにそれらを読み込みました。
 初めて聴いたディランの歌は、とにかく凍えるような印象。まるで冬の日の道端や地下道で日銭を稼ごうと路上ライブをする彼の姿がみえるようで……ただただ孤独で、なおかつ真実に限りなく近い何かが宿っていると思わされる響きが感じ取れました。あらゆる装飾を削ぎ落としたような素朴さで、かつ気高く、音は温かいのに張りつめたような空気を持っていました。綴られた歌詞の意味を理解するのは難しかったけど、彼の鳴らす音楽の意味を(その片鱗を担う一端でも)直感的に悟ったような気がしていました。このミュージシャンは人生そのものを、それも嘘偽りのない眼で見つめた率直な感想を語っているのだと。それはどこにも属せない、孤高の存在であることを示しているようでもありました。
 そして私は当然のようにボブ・ディランに憧れ、自分もアコースティック・ギターを始めることになり、自分で曲をつくり歌詞を書くようにさえなりました。同級生の友人らとバンドを組んで、地元の公民館で小規模のライブをしたりもしました。もちろん、ある日には単独で路上に出て木枯らしを得意げに浴びながら、お粗末な演奏を披露したりもしました(長い歳月を経てオリジナル曲を録音したテープが発掘されたときは、まさに赤面ものです……)。
 それから私は肌寒い季節になると思い出したようにディランの歌を聴くようになりましたが、でも成人してからしばらく遠ざかって(なぜか一時期、彼の声が受け付けなくなった経験もしました)、25歳を過ぎたあたりからまたちょくちょく耳を傾けるようになりました。そして何時ぞやに、ぐうぜん深夜に放送していた『ノー・ディレクション・ホーム』の映画を観ました。そこで初めて、しっかりと実際に演奏して語る彼の姿を映像で目の当たりにして、もの凄くこみ上げてくるものがありましたね。彼はいつも真剣で、それは音楽に対する以前に人生に対しての姿勢であり、生まれ持った天性の資質とタフネスであり、まぎれもない孤高の人・ミュージシャンでした。想像以上の人物にうつり、私は素直に感動しました。

 

 ボブ・ディランは、現在37枚ものオリジナル・スタジオアルバムを発表しているわけですが、例えば初めて彼の音楽を聴く人に向けて、あらためてその中でいちばんのお勧めを選んでみようかとも考えてみました。ですが、とてもじゃないけど出来ませんでした……。37個もある選択肢の中から1つを選出するというのが、ちょっと無理な話です(ひとつひとつの内容が充実しすぎています)。
 またその時々によって好みが変わるので、これがマスターピースだというものを断定することが困難なんです。でも今の自分が人に勧めるなら、『追憶のハイウェイ61』か『ナッシュヴィルスカイライン』でしょうか。もちろん『フリーホイーリン』もいいです。『欲望』も好きですけど……とキリがないのでここら止めておきます。

 

 それでは、また。

 

映画『ガンジー』レヴュー

 

 

 

 

 ガンジーは1982年に全米公開された(日本は翌年公開)イギリスとインドによる合作映画です。第55回アカデミー賞作品賞を受賞しております。
 少々古めですが、なかなか充実した見ごたえのある映画で、なにしろ上映時間が3時間という……。私は大の映画好きですが、それでも2時間半を超えてくると大抵は集中力が途切れてくるので、一旦休憩を入れたりしなくてはならなくなります(もちろん自宅で鑑賞している場合に限りますが)。
 映画の内容は関係なくて、ほとんど生理現象なのでどうしようもない。
 


 さて肝心の内容ですが、その名を知らぬ人はいないであろう、インド独立の父と呼ばれる宗教家・政治指導者であるマハトマ・ガンディーの自伝的映画となっています。彼が弁護士だった青年時代から、偉大な指導者となって暗殺されるまでを描いたものです。

 

 いわゆる歴史映画なので、エンターテインメント的な側面はほぼ皆無ですが、波乱に満ちた人生を凝縮したストーリーになっているために、ちょっと見逃すと話の筋を見失ってしまうようなスピード感があります。場面場面の移り変わりは緩やかに感じられながらも、何気に展開は早いので、だれることなく観られるのではないでしょうか。
 その激動の時代を余すことなく詰め込んでいるせいか、もの凄い勢いでガンジーは歳をとり、なにやら悟りを開いていったかのような錯覚に陥りますが、おそらくだいぶん省略してこのペースなんでしょう……。
 


 やはり扱っているテーマが重いので、一難去ってはまた一難といった具合に勃発する政治的な問題に伴い、知的な(ややこしい)会話がひっきりなしに交わされ、聞き逃したりしているといつの間にか議題がすり替わっていたりします。でも印象的なセリフが多く、言葉のやり取りを聞いていて単純に面白いし、教訓として学ぶところもあります。とにかく、いろいろと考えさせられる映画です。
 


 また、合間に映し出される風景がとても美しいです。とくにガンジーがインド全土を列車で旅している場面は印象的。つかの間の休息を表すように、セリフのない穏やかな映像が淡々と流れます。
 ガンジー役を演じた主演俳優のベン・キングズレーの風貌があまりに本人と酷似しているせいもあって、あたかもドキュメンタリーを観ているかのように勘違いしそうにもなりますが(実際、現地の住民たちの多くは「ガンジーが生き返った」と思い込んで、彼の元に参拝に訪れたりしたそうです)。
 当時のガンジーが、自分の知り得なかった国の実情を前に、いかにして心を痛め頭を悩ませていたか想像させられます。


 
 私が思うに、エンターテインメント作品としては観られないけれど、たとえばガンジーのことをよく知らない人が興味本位で観ても、けっこう楽しめる内容ではないかという気がします。なんとなく歴史を学んでおきたいという姿勢の人でも。
 かくいう私もマハトマ・ガンディーという人物に関してそこまで詳しくなかったのですが、これを観て深い感銘を受け、彼の著書を熱心に読み漁るまでに至りました。『獄中からの手紙(岩波文庫)』ガンジー自伝(中公文庫)』などを。
 またそれ以来「非暴力」の本当の意味や意義についても、よく考えるようになりました。
 


 それから30年以上前の映画なのにもかかわらず、映像がちっとも古く感じません(少なくとも私にとっては)。この映画をいかに大事にして、伝えたいものがあるからこそ、なるべくクオリティの高い映像で撮ろうという、監督を含む撮影人の意気込みをまさに反映しているようです。
 余談ですが、この映画はエキストラを30万人も動員しており、それは最多記録としてギネス・ワールド・レコーズに認定されたそうです。凄いですね。
 福岡県久留米市岩手県盛岡市の人口がだいたいそれくらいみたいです。ちょっとイメージ湧きにくいですが……。


 
 やみくもに理性を見失いつつある、きわめて暴力的な混乱の最中にある現代でこそ、観て響くものがある映画ではないかとも思います。
 時代を超えて、なぜ人や国がこうも躍起になって争い合わねばならないのか、またその時に自分はどういう態度を示すべきなのか。そうやって自分を見つめ直すきっかけにもなります。
 ぜひとも、一人で時間をかけてじっくりとご鑑賞ください。私はときどきこの映画やガンジーの著書を思い出しては、かつてはこんな人もいたんだ、と振り返るようにしています。自分にとっての正しさを省みるための勇気が得られるように。

 

 

 

 

 

英作家ジェーン・オースティンにまつわるニュース

 

 先日、ネットニュースをチェックしていたら、こんな記事が目に入ってきました。
 


 英作家ジェーン・オースティン、結婚を2度偽装か
 

www.jiji.com

 


 これはイギリスの近代文学を代表する女性作家のひとり、ジェーン・オースティンが没後200年ということで、そのイベントの一環として、イングランド南岸にあるハンプシャー州の公文書館が、作家自筆の「偽の婚姻届」2通を公開するという内容のものなんですが。まあ、婚姻届の偽装といっても、オースティンがまだ十代の少女だった頃のことらしいですけど。いたずら好きだった一面を知ることができると……。お茶目ですね。
 


 作家にまつわるこういうニュースをときどき目にする度、度なんだかほっこりした気分になります。
 たまに過去の醜態をさらすようなものもあって、わざわざそんな事実を掘り下げなくても……なんてモヤモヤした気持ちになることもありますが。(中島らも大麻取締法違反で逮捕されたときも、同じような印象を持ちました。そんな今更……というふうに)
 去年だかに、高校時代の村上春樹による図書カードの貸し出し記録が発見されたと話題になりましたね。ちょっとした問題というか……。


 
 でもジェーン・オースティンに関するニュースは初めて見たので、思わず、おおっ、と唸ってしまいました。私はもちろん彼女のファンです。『高慢と偏見』や『エマ』、『マンスフィールド・パーク』など素敵な小説が沢山ありますよね。


 
 これまで似たようなニュースでいちばん面白かったのは、なんだったかな……と振り返ってみたんですが、結局うまく思い出せませんでした。残念。サリンジャーとかガルシア・マルケスの訃報が届いた時のショックは思い出せるんですが。ギュンター・グラスとか。なぜ人は悪い時のことばかりを憶えているんでしょうか。不憫な生き物です。
 


 全然関係ないですが、作家に関する小話の中でこういうものがあります。ノーベル文学賞を受賞したアメリカの作家、ウィリアム・フォークナーに関するものです。
 彼はノーベル文学賞の授賞式の時に娘のジルを連れて出席し、素晴らしい演説を行なって拍手喝采を浴びた……と人びとには鮮やかに記憶されているんですが、でも実際の事実は少し違っていて、本当は授賞式に行きたくなくて泥酔していた彼を、娘が無理やりに引っ張っていったらしいです。
 偉大な作家であるのに、なんだか子どもっぽいところもあって、人間味が感じられていいなと思いますよね。また、それにもかかわらず、嫌々ながらも行なったはずの演説が素晴らしい内容になっているんですから、大したものです(なんだかんだいって、ちゃんと用意していたんでしょうけどね)。
 


 それでは、また。
 
 
 

ちょっと怖すぎる 邦画ホラーの名作・ベスト5


 
 ちょっと怖すぎる 邦画ホラーの名作 ベスト5

 


 
 1、リング・シリーズ ☆☆☆☆☆

 

 井戸から髪の長い女が這い上がってくる衝撃的な映像で、一世を風靡した傑作ホラー映画。公開当時は前代未聞の恐ろしさに、夜中ひとりでトイレに行けなくなった人が続出したはず(管理人もその一人)。でも怖いだけじゃなく、非常によく出来た作品です。当時のホラー業界からすれば、まさに画期的な手法だったのではないでしょうか。設定が緻密でストーリー自体がとてもしっかりしているので、恐怖に怯えつつも観入ってしまう不思議があります……。リング1&2はもちろんのこと、続編映画の『らせん』や、貞子の過去をたどる前日譚『リング0バースデイ』などもオススメです。アメリカでは『ザ・リング』と題してリメイク作品が映画化されています。まだ観たことがない方はまとめて堪能してみるのも手です。


 
 2、呪怨 ☆☆☆★★

 

 公開当時は、なんだか『リング』の模範作品みたいな雰囲気だな……と勝手にうがった目で見ておりましたが、これが意外にも世間でヒットしました(大変失礼な発言で申し訳ありません)。たしかにインパクトもあり、場面の随所でジャパニーズ・ホラー特有の恐怖感を煽ってくるようなセンスがあります。初めてあの全身蒼白の子ども(俊雄)を見たときは度肝を抜かれました。あと伽倻子の声がかなり気色悪いです。管理人的には面白いというより、とにかく恐ろしく気持ちの悪い映画に出来上がっていると感じます(良くも悪くも)。それにしてもリングの貞子にしろ、ホラー映画に出てくる女性の怨霊はだいたいむごたらしい死を迎えていますね……だんだんと可哀想になってくる始末です(そりゃ呪いも生まれるさと納得)。『リング』同様、ハリウッド版リメイク作品が存在します。海賊版みたいな続編もその後に頻出しました。管理人はオリジナルの第1&2作目をオススメします。
 


 3、仄暗い水の底から ☆☆☆☆★
 

 『リング』の原作者による同名小説を映画化した作品。一見『リング』の焼き回しのような印象を持ちますが、これはこれでなかなか見どころのある映画となっています。離婚調停中の疲れた主婦を演じる黒木瞳の繊細な演技が良い味を出しています。スガシカオによる主題歌も印象的。そして、これもまた『ダーク・ウォーター』と冠してハリウッドでリメイクされておりますので、気に入った方はそちらも鑑賞してみるのもいいかと思います。夏の納涼にはぴったりの作品。


 
 4、学校の怪談・シリーズ ☆☆☆☆☆
 

 これはもはやホラー映画と呼んでいいものかどうか迷いますが、どちらにしろ名作なので、大好きな作品としてオススメさせていただきます。学校を舞台にした少年少女たちの物語で、基本的にはファンタジー的な要素を含んだジュブナイル映画だと認識してもらえればいいかと思います。つまり、お子さんと観るにも最適です。最初の作品は1995年公開とかなり古いですが、しかし今見返しても実によく出来たエンターテインメントに仕上がっております。退屈する隙もないような絶妙な話の運び方です。ホラーなので恐怖におののく場面は当然ありますが、それとおなじくらいに笑える場面が盛りだくさんで、最終的には涙を誘う展開も……。シリーズは全部で4作ありますが、どれもオススメです。管理人はもちろんDVDを全て揃えております。あなたもこの映画のファンになること間違いなし。


 
 5、オーディション ☆☆☆★★
 

 90年代の作品で少し古いですが、邦画ホラー好きの界隈では意外と知られている映画ではないでしょうか。あらすじは以下の通り。7年前に妻を亡くして以来、ビデオ制作会社を経営しながら一人息子の重彦とともにどこか寂しい毎日を送る青山。ある日、息子に再婚を勧められたのを機に同業者の友人・吉川の協力のもと、開催された映画のオーディションの応募者の中からその相手を探すことにする。そこで出会った女性・麻美に惹かれ、やがて交際がスタートすると瞬く間にその魅力の虜になっていくが、次第に彼女の隠された正体が明らかになって……。なんだか『富江』という邦画ホラーを彷彿とさせますが、管理人はむしろスティーヴン・キング原作の洋画ホラー『ミザリー』を思い出しました。前半はゆったりと始まって退屈するかもしれませんが、中盤から徐々に恐怖を帯びてきて、クライマックスにかけては阿鼻叫喚の図です……。
 管理人は主演俳優の石橋凌さんが個人的に好きなので(彼は『お金がない!』という織田裕二主演のドラマに社長役で出演していました)、最後までのんびりと観られましたが。言ってしまうと、かなりグロテスクな映画です。若い人にはあまり向かないかもしれません。監督は、今や売れっ子となった三池崇史監督。興味のある方は一度、鑑賞してみるのもいいかと思います。
 
 
 

書籍のススメ 〜 大学生のうちに読むべき本・ベスト10 編 〜


書籍のススメ ~ 大学生のうちに読むべき本・ベスト10 編

 

 若いうちに読むべきだと思える書物を、口コミ & 各通販サイト・ベストセラー書籍、個人的推薦でシンプルにまとめました。よければ是非とも参考にしてください。
 
 

 

 

学問のすすめ 福澤諭吉
 
 

 

 
 
・自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティチュート
 
 


・20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 ティナ・シーリグ
 
 

 

 
・良心をもたない人たち マーサ・スタウト
 

 


 
・ご冗談でしょう、ファインマンさん リチャード・P・ファインマン
 

 

 
深夜特急 沢木耕太郎
 
 

 

 


・夢をかなえるゾウ 水野敬也
 

 

 


 ・さあ、才能(じぶん)に目覚めようーあなたの5つの強みを見出し、活かす マーカス・バッキンガム ドナルド・O・クリフトン
 

 

 
・銃・病原菌・鉄 ジャレド・ダイアモンド
 
 

 
・影響力の武器 ロバート・B・チャルディーニ


 

誰もが楽しめる 洋画の名作 〜 シリーズもの・番外編 〜

 


 誰もが楽しめる 洋画の名作 ~ シリーズもの・番外編

 


 
 バットマン・シリーズ ☆☆☆☆★
 
  

  ヒーローものとしてはどこか特殊な空気の漂うアクション映画。続編に進むにつれて、込み入った事情はさらに深まり、どんどん暗い雰囲気になっていきます…。ですが、非常に見どころのある作品です。映像も美しい。『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』等もオススメです。

 

 
 アイアンマン・シリーズ ☆☆☆☆★


  

   こちらはおそらく誰でも素直に楽しめて、さっぱりとした気分で観終えることができるアクション映画でしょう。設定もしっかりしていて、いろいろと要点を押さえています。ユーモアのセンスも抜群。
 休日に映画が観たいんだけど、観るものがなくて…という人にはぴったりかもしれません。


 
 X-MEN・シリーズ ☆☆☆★★
 

  ヒーローものの王道をいくかんじのSFアクション映画です。『スパイダーマン』や『バットマン』とともにまず原作が有名。奇想天外なことが次々に持ち上がってくるので、息つく間もなく楽しめます。同時にヒューマン・ドラマ的な側面も兼ね備えているので、入り込みやすいです。グラフィックも素晴らしい。リラックスして楽しみたいときにオススメ。


 

 エイリアン・シリーズ ☆☆☆☆★
 
  

  リドリー・スコット監督作の、40年近くの歴史を誇る往年の名作です。非常によく出来たSFホラー映画。最新作の『エイリアン:コヴェナント』が9月に公開を控えています。管理人はまだ小学生だった頃にこの映画に魅せられて、気持ち悪いフィギュアを必死に買い漁っておりました…。
 古い映画ですが、若い人でもじゅうぶんに楽しめると思います。ホラーが苦手な人にはちょっと堪えるかもしれませんが…。

 

 

 インディ・ジョーンズ・シリーズ ☆☆☆☆★
 

  元祖・秘宝めぐりの冒険もの映画、という印象のスピルバーグ監督作品。まっとうなエンターテインメント作であり、大人子ども関係なく楽しめる要素が満載です。エイリアンとおなじく古い映画なので、根強いファンも多いのではないでしょうか。生粋の映画好きの方にオススメです。


 

 バイオハザード・シリーズ ☆☆☆★★
  

  現代のSFホラーアクション映画の代表格と呼べるシリーズ作品。三作目ぐらいまでは良かったのですが、個人的にその後はなんだか惰性になってしまったと感じます…。しかし家族・友人・恋人・個人、どのようなシチュエーションでも楽しめる要素は兼ね備えています。スケールの大きな世界観は圧巻。映画を観てスカッとしたい方にオススメ。

 


 ナイトミュージアム・シリーズ ☆☆☆★★
 
  

  博物館を舞台にした、どこか冒険ものの雰囲気さえ匂わせるファンタジー・コメディ映画。それもそのはず、『ジュラシック・パーク』や『インディ・ジョーンズ』のエッセンスが随所にうまいこと散りばめられています。ただし物語は完全オリジナル。2000年代に数多く作られた似たような映画の中でも、この作品の出来は秀逸。観ても損はない映画です。


 

 ハムナプトラ・シリーズ ☆☆☆★★
 

  インディ・ジョーンズに通ずる、秘宝めぐりの冒険もの。ほとんどオマージュといっていいかもしれません。B級映画の一歩手前の雰囲気ですが、でもストーリーはしっかりしていて、コミカルな演技も笑えます。ひとりで過ごす気だるい夏の午後にぜひどうぞ。
 

 

 

 


 

HSPという概念について

 

 こんにちは。管理人(編集長)です。
 少し前に読んだ本のなかで、こんなものがありました。
 
 イルセ・サン『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』

  

  これはHSPという特性を持った人間について書かれた本なんですが。
 
 HSPとは……


 Highly Sensitive Person の略称で、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性をもつ人のこと。共通して見られる特徴として、大きな音・眩しい光・強い匂いのような刺激に対して敏感であることが挙げられる。HSPはしばしば、豊かで複雑な内的生活を送っているという自覚をもっている。物事に対して容易に驚き、短い時間にたくさんのことを成し遂げるよう要求されると混乱するという性質を持つ。(Wikipedia参照)

 

 ということらしいです。


 つまり、一般よりいくらか敏感な気質を持ち、感受性の強い繊細な人のことを示しているようです。
 90年代にアメリカのエレイン・N・アーロン博士(写真で見ると優しげな顔立ちの女性でした)が提唱した概念みたいですね。
 漠然と考えるなら、皆と同じように社会を生きていて、でも自分は周りと比べて何か余分に生きづらさを常に感じている……と思える人は、当てはまる方が多いんじゃないでしょうか。
 
 私がこの概念を知って興味を持ったのも、自分にそういう傾向があると思ったからです。その折に、偶然この本を見つけて手に取りました。
 日本に限らず世界中で、人間社会における価値観は未だにマッチョな固定観念に支配されていると感じます。人間はひたすらに強くなければならない(とくに男性は肉体的・精神的にもマッチョさを求められる)、いちいち物事に敏感で臆病なのは悪いことだ、皆が皆おなじ場所に立っておなじ姿勢をもって物事に取り組まねばならない、というような……。
 たしかに、大半は女性より男性の方が腕力が勝るのだから率先して守らねばならない時があるだろうし、自分に甘えていつまでも殻に閉じこもっているような状態はよくないとか、そうした言い分の一部に理解を示せる気もするんですが。決して悪い面だけではないはずです。でも反面、みにくい集団性というか……無駄に一致団結を唱える盲目的な精神論は、至極厄介だなと感じます。
 端的にいって今の社会では、人よりも繊細で温厚そうな人間というのは見下されがちですよね。もちろん学校や職場など、なんらかのフィールドで能力を発揮できれば、それが認められて一目置かれるという評価が得られて、瑣末な問題は払拭されたりもするんですが。
 ただ普段の日常を過ごす中では、結局のところ、そうした偏った姿勢が社会のネックにもなっているんじゃないかという気がします。つまり、声の大きいものが勝つ、という風潮が未だに世の中にしつこく定着しているせいで、それが世間の空気をギスギスさせている要因となっているのではないかと。少なくとも私個人は、そう考えたりします。
 そんな中で、やはりある種の神経質さを持って生まれてきた人間というのは、気後れして、どこか劣等感を悟らざるをえないわけなんですよね。周りと同じように生きられない自分は駄目なやつなんだ……というふうに責め苛んだりして。
 だけど、それを一概に自分の弱さだと捉えるのは間違いなんですね。人にはやっぱりそれぞれ生まれ持った気質というのがあって、他人の感覚・それに伴う思考や価値観を完全に理解しようなんてことは土台無理な話です。もしそれを可能にしようと思ったら、相手と同じ条件に生まれついて人生を生きてみなくちゃならないわけですから。実際、自分と他人の目で見る景色というのは驚くほど違っているはずです。想像してみただけでも。人との会話やコミュニケーション、世の中に存在する表現としてのあらゆる創作物に触れても、そう感じられます。その事実をないがしろにして、簡単に人をわかったような気になることが多いから、余計な軋轢が増えるんじゃないか……とも思います。


 少し話が少し逸れましたが。


 人よりいくぶん繊細で、生きづらさを抱えながら日頃このめまぐるしい社会を生きている人が、この本を読んでHSPという概念を知ったら、少しは気分が楽になるかもしれません。
 それが単に自分の弱さでなくて、生まれ持った特性(個性)なんだと理解できたら、生き方がある程度変わったりすることもあるんじゃないでしょうか。私はこの本を読む前にHSPの概念を知ったのですが、多少なりとも生きる方向性のようなものが修正されました。もちろん良い方向に。


 ただ、これが怠惰の理由とかになってしまうと危険ですよね。自分に対する甘えというのは、やっぱり際限がないものですから。経験上、そう思います。HSPの概念が教えてくれたことは、自分をうまく労わること、になるのかもしれません。そんなに周りの価値観に合わせて無理しなくてもいいんだよ、もっと本当の自分を大切にするべきだよ、というメッセージ。
 まずインターネットでHSPについて自分で調べてみるのもいいですが、興味のある人は読んでみるといいかもしれませんね。
 
 では、また。